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ドラクエ10 ドラクエまあまあ日常

ドラクエ10のプレイ日記。ライトでエンジョイ勢。ソロメインですが、まあまあなアストルティア人生を送っています。

ドラクエ10で遠足!?新しいネットの高校「N高等学校」について

その他

インターネットを活用した新しい高校「N高等学校」をご存知でしょうか?

【カドカワが創る新しいネットの高校】をコンセプトに、株式会社ドワンゴの設立者であり、ニコニコ動画を世に送り出した川上量生さんが中心となって、株式会社カドカワと株式会社ドワンゴ通信制高校を設立するというプロジェクトです。

nnn.ed.jp
live.nicovideo.jp

この動画の中で、ドラクエ10に関するある学校行事が発表されました。学校のカリキュラムにドラクエ10が絡むとは、いったいどういうことなのでしょうか?

「ネット遠足」という行事

この動画の44:25あたりから「ネット遠足」についての話がはじまるのですが、どうやらその「ネット遠足」の舞台がドラクエ10の世界なのだそうです。では、ドラクエ10でどういうことをやるのか、というと、

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こういうことだそうです。このことについて、スクウェア・エニックス執行役員であり、ドラクエ10のプロデューサーである齊藤陽介さんが登場し、ドラクエ10の世界で遠足を行うきっかけになったエピソード等を話しています。ドラクエの産みの親の一人である堀井雄二さんからも了承を得た上で、この企画に賛同したそうです。

ちなみに、ドラクエ10の世界にはさまざまな冒険者がいますが、N高等学校の生徒だと分かるよう特別な制服も用意されました。

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早い話が、先生をパーティリーダーにして普通に冒険する感じですね。あとは、「おにごっこ」等のレクリエーションも行うみたいです。恐らく、クラスごとにチームをつくって、そこで事前のやりとりなんかもするんじゃないかなー、なんて思います。「チーム掲示板」を活用すれば、全体に内容が行き渡りますしね。スマホの「冒険者のおでかけ超便利ツール」にチーム掲示板が加わったのも、ひょっとしたらそういう理由からかもしれません。

ただ、引率する先生がモンスターに倒されてしまっては元も子もないので、先生には職務としてドラクエ10のレベル上げも行ってもらうと、ドワンゴ教育事業本部コミュニティ開発担当である秋葉大介さんが言っていました。

個人的に思ったこと

これ、ドラクエ10のソフトを持っていない人は、どうなるんですかね?遠足に参加できないんでしょうか。

また、オンラインモードだったら毎月の課金が発生します。これについては、どうやって入学希望者の了承を得るつもりなのでしょうか。それに、ただソフトを持っていたとしても(遊べる権利を得ているだけにしても)ある程度進めないと、全員が同じ行事に参加できないという不公平なことになると思うんですが、そのあたりもどうクリアしていくつもりなのでしょうか。

思うに、ドラクエ10をつかったネット遠足は、普通の学校の遠足とは違い、参加したい人だけが参加する任意の遠足のような気がします。この「N高等学校」のコンセプトと幅広い企画内容から言って、全校生徒がすべての学校行事や部活に参加しないといけない、という高校ではないようですし、生徒側が参加したい行事を選んで参加していくという自由度の高いものになるのではないかな、という感じがします。「ドラクエ10でネット遠足」も、N高等学校が用意した数ある企画のうちの一つ、というだけに過ぎません。

ドラクエ10ユーザーからの反応

このことについて、普段から遊んでいるドラクエ10ユーザーからのツイッター等の反応は微妙で、どちらかといえばあまり歓迎ムードではないように見受けられました。特に、2ちゃんねる等に書き込んでいるようなガチ勢や廃人勢の間からは、「今、開発が進んでいる『アストルティア学園』も、実はこのN高等学校と連動させるために作られているコンテンツなのではないか」という憶測まで飛び交う始末。

他にも、「ver3.0からのバージョンアップが今までのものより物足りないのは、N高等学校がアストルティア学園をつくれと横槍を入れてきたせいではないのか」「N高等学校のために、ドラクエ10が本来やらないといけないことが疎かになっている」「『ドラクエ』をつくってほしい。こんなのは『ドラクエ』じゃない。ナンバリングタイトルでこんなことをする必要があるのか」「今まで課金してきた俺たちが、ダシにつかわれているんじゃないか」という、この数年間の時間とお金をドラクエ10に捧げつづけてきたユーザーによる恨みつらみが、一気に噴出する結果となりました。

ドラクエ10ブログランキング1位であり、ドラクエ10ユーザーに大きな影響を与えているブログ・まんまる堂のまるすけ君も、このことについて記事を書いていますが、なんとも歯切れの悪い文章でした。

ドラクエ10が通信制「N高等学校」のアバター遠足に使われるそうです : まんまる堂 ドラクエ10

この学校に対して話したいことは山ほどありますが
とりあえず今は置いといて。
ドラクエ10が通信制「N高等学校」のアバター遠足に使われるそうです : まんまる堂 ドラクエ10

僕はひそかに、このことについてまるすけ君がどのような考え方を持っているのか楽しみにしていますので、次の更新を期待しています。

僕個人としては、ドラクエ10の世界でネット遠足してもらおうが何をしてもうおうが、モラルに反するようなことさえしてもらわなければ、別にどうとも思いません。ただ、ドラクエ10側には、N高等学校の企画や学校行事を逃げ道や言い訳にせず、ユーザーを楽しませるサービスの提供や、禁止行為や違反を行う不正ユーザーをきちんと処罰することなど、これまで以上にしっかりとした健全な運営を行っていただきたいと思っています。

既存のプレイヤーとN高等学校の生徒との交流があった場合、ひょっとしたら何かトラブルが起こるかもしれませんが、双方をきちんと守ってあげることも運営側の大事な仕事だと思います。今回のN高等学校の企画によって、ドラクエ10のスタッフの作業がまたいくつか増えたと思いますが、それに甘えず、今以上の良質なサービスを、今後も提供してくださることを期待しています。

通信制高校について

最近、通信制高校がたくさん増えてきました。インターネットを活用したカリキュラムを提供することで、運営側はコストを軽くし、生徒側はいつでも勉強できるという、教育を提供する側と受ける側の双方にメリットがあるというアピールで、生徒を増やしている学校も多々見かけます(ネット広告でもよく見かけます)。

僕は、それは決して悪いことではないと思っています。身体や病気等が理由で学校に通えないなど、インターネットを介した授業でなければ勉強ができない事情を抱えた人にとっては、本当に嬉しいシステムだと思います。

しかし、そうでない人たち、普通に暮らそうと思えば暮らしていけるような人であれば、インターネットを活用した通信制高校よりも、例えば通信制課程を併設している公立高校へ通うのが良いと個人的には考えます。

僕が知る通信制高校は公立高校に併設されている高校ですが、そこでは遠足も修学旅行も運動会もあります。もちろん、インターネット上ではなく、実際に学校に集まってきて学校行事に参加します。部活動もありました。通信制高校ですから年代も幅広く、10代から60代くらいの人が集まり、一緒に学校行事を楽しんでいました。つまり、「ディスプレイを介したインターネット上でのイベント」ではなく、普通の全日制と同じように学校行事が行われるため、通信制とはいえ自分の五感をフルに活用した、より鮮明な「高校時代の想い出」をつくることができるのです。僕は、この「五感をつかう想い出」をつくることが、ものすごく大事なことだと考えています。

勘違いしてはいけないのは、「通信制」と言っても、卒業まで誰とも顔を会わせることなく卒業するなんてことは絶対にできません。「スクーリング」という、教師から直接授業を受ける時間が設けられており、それをクリアしなければ卒業はできないのです。「N高等学校」も、代々木ゼミナールバンタンデザイン研究所等がスクーリングの場所として指定されており、必ずここに出席して授業を受けないと卒業できません。

本校・スクーリング会場紹介 | N高等学校

僕は、ネットが中心の新しいタイプの通信制高校よりも、せっかくなら、学校行事でも人と人とが直接触れ合いコミュニケーションを取る機会が多い「普通の通信制高校」に通うほうが、断然良いと思っています。コミュニケーションに自信がない人にも、そちらを選ぶほうをオススメしたいです。「実際に人と会って話す」ということを繰り返していくことで、本当のコミュニケーションの力が養われていくからです。ネット上でのコミュニケーションが上手くても、現実社会のコミュニケーションが上手いとは限りません。ネット上と現実社会は、まったく別と考えるべきです。

高校を卒業し、大学へ進学or社会に出たあと、大学の同級生や職場の同僚、お客さんと会話をする機会があるでしょう。いや、必ずあります。そのときに「あなたの高校時代ってどうだったの?」「遠足or修学旅行はどこへ行ったの?」みたいな話が出ることは多々あります。そんなとき、中卒だったら割り切れると思いますが、自分が通っていた高校のことを話すとき、思わずためらってしまうような思い出はつくってほしくないんですね。

「高校のとき、遠足はどこへ行ったの?」→「ドラクエ10をプレイして…」
「部活って何やってたの?」→「ウイイレやってて…」

この話をして、果たして相手からどれだけの理解が得られるでしょうか。たぶん、ほとんどの人はドン引きすると思います。残念ながら、それが社会というものです。これらの想い出を他人に語ることで、かえって自分が傷ついてしまう。高校卒業後の10年後、20年後に「もう高校のことは誰にも話したくない」そんな想い出になってしまうことが、僕はとても怖いです。

この「N高等学校」に興味を抱いている人もたくさんいるかとは思いますが、N高等学校へ入学しようと思っている皆さん、ちょっとお待ちください。この高校を卒業して、自分が社会に出たときのことをよく考えてみてください。果たしてその選択肢で間違っていないのか。家族とも話し合って、本当に、本当によく考えてみてくださいね。

最後に、通信制高校の現状についてのページをご紹介します。

bigissue-online.jp

「N高等学校」に入学するなら、「提携通学コース」を選ぶのが一番良いと思います。講師からきちんと授業を受ける。学校生活を五感で感じる。そういう環境があってこそ、将来に役立つ教育だと僕は思います。ですので、「ネット通信コース」については、繰り返しになりますが、本当によく考えたほうが良いと思いますよおぉぉぉぉ。

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